福永 令三, 三木 由記子
クレヨン王国まほうの夏

この本を読んで最初に思ったのは、

現代では 決してありえない設定だ ということ。


もちろん クレヨン王国はファンタジー。

ありえないことが 繰り広げらる。

そういう意味でのありえないでは ない。


箱根の山で 子供達だけで オリエンテーリングのようなことをして

結果的に 1人の子供が誘拐される。

これが この本の 一本の筋。


もう一本の筋が  クレヨン王国のもの「水色だいふく」の親になるということ。


後者は 明らかに ファンタジー。

小学6年生が 水色大福の親になり 育てるという 成長モノ。


今の世の中、合宿はありえても、引率の先生1人で、

子供たちだけのオリエンテーリングなんて ありえないと思う。

だけど、そういう中だからこそ 清太と麻美は成長し、

水色大福を育てることができた。


誘拐された幸子を助けるために 先生が 清太に手助けを頼む。

そんな風に 先生が子供を信じる。

そんなことも 今の時代 あり得るんだろうか?


大人がいないところで 子供が成長する。

だけど親がいないと 子供は成長しない。

そして そんな子供を大人が 信じる。


そういう本だなぁ・・・・って 思った。


『夏』の話だし、読書感想文の本にはもってこいかも☆


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