2010年最初に読んだ本が コレ だって いうのが、
なんともまぁ・・・・と 思うのですが 
実家から帰ってきて 予約本をとりにいったら コレだったのだから
しかたがないですね。

この本のタイトルである 35歳っていうのは

2009年4月1日現在 200万人いるそうである。

ちなみに 今はもう 36歳になってしまった ちえりんも

そのときは 35歳でした。

この世代は いわゆる 団塊ジュニア(1971年~1974年生まれ)というやつ。

この本では 1万人にアンケートをとったそうである。

1973年3月~1974年2月生まれの 満35歳。

・・・・ちえりんじゃん。


バブル世代の話を聞くと(ママ友に多いのだ) なんだか 夢の話のような気がするけれど

こういう本を読むと 私は まだ 恵まれてるほうだよなって 思う。

就職活動は超氷河期と言われたけれど

大学を四年で卒業したあと 無事に就職できたし。

多分 結婚してなかったら 今も 同じ会社で働いてたと思うし。

リストラにも 多分 あってなかったと思うし(リストラをしたという話を聞かない)

働きすぎで体を壊すことは あったとしても 

35歳になる今までは なんとか 会社に 食いついていけたんじゃないかなぁと思う。


大学時代の女友達は

ほとんどみんな就職したし、ほとんどみんな結婚した。

ほとんどみんな今は主婦だけど、転職して いい方に転がった子もいる。

男友達も全部が全部はわからないけれど

まぁ 比較的 この本の35歳ほど 大変なことにはなってないんじゃないかなぁ

と 思う。


でも 少しでも つまづいてしまったとき

今の時代は 取り返しのつかない社会システムになってしまっているんじゃないかなぁ

と 思ってしまう。


私達より上の世代は 終身雇用が当たり前の世代。

そういう時代ではなくなってしまっているのに

(なくしてしまったのは そういう世代だと思うのに)

そういう考えが闊歩している限り、

35歳が ここで つまずいてしまったら 元の生活を取り戻すのは

容易なことでは ないんだろうなぁ と 思う。


36歳になった今 社会から7年も離れてしまって

7年前と全く同じ給与水準で働くことは 不可能に近いだろう。

そもそも 半分だって 難しいだろう。

←そういう世の中でなければよかったのになと 思う。


子どもに対する支援。

共働きに対する支援。

子どもを育てるための支援。

そういったものを 私達がまだ 中学生や高校生だったころ

バブルに踊っていた世代が 

踊るだけでなく 将来的なことも考えて 

政策をとっていたら 

ここまで ひどくなっていなかったんじゃないかな、と思う。


昔の人間のせいにするわけではないけれど、

今の私には 何ができるってわけではない。

今決めて 今始めて、それが 結果的にどう出るか。

そういうのがわかるのって ずっとずっと先のことだと思うから

(ゆとり教育だってそうだった。

 失敗してしまったんだよね?

 だから 今 また 授業を増やそうとしてるんだよね?)

常に先のことを 誰かが 考えていかなくては ならないんじゃないかなと思う。


若い世代は 上の世代が決めたことを享受するしかない。

私達の時代がおかしいと思うなら 次の世代のために 

なんとかしなきゃいけないんだとは思うんだけど

どうしたらいいんだろうね。


誰が考えるんだろうね。


そして 最後に。

この本では 全く触れられていなかったのだけど、

1973年3月~1974年2月生まれの 満35歳。

(厳密に言うと1973年4月~1974年3月生まれ)

現役で関西の大学に入り 4年で卒業した私。

関西企業は 阪神淡路大震災の影響で 超・超・超氷河期だったんじゃないかな

と 思う。


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